MUSIC WORLD BY MASANORI KATOH
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『やらねばならぬ事が、たくさんあるのはわかっているのですが・・・・・』

Volume053 2008/07/21(M.Katoh)

とまずは言い訳をして、久々のメッセージ更新です。

ヨーロッパから無事帰ってきました。
写真もたくさん撮ったし、レポートも自分なりに旅行中に書いていました。
帰国後は、まずそれらをギャラリーにアップかなと思っていたのに、まずそこで行き詰まり・・・・

と、2番目の言い訳をしたところで、

1ヶ月あまり家を空けてしまうと、宿題が山の様に溜まり、それから逃げる事もできず、
旅行後の感傷などに浸る暇もなく、毎日宿題をこなすことに追われ。
まるで小学校時代の8月31日が毎日続いているよう・・・・
と、こんな言い訳の為、更新が思う様にできていないのです。

8月!
少しまとまった時間がとれますので、遅ればせながらそれらは処理しようと思っています。
今しばらく、さらにしばらくのお待ちを!!

『さて!』と、ここで言い逃れるように話題を変えて・・・・


今、日生劇場の「アリスの歌修行」の稽古に通っています。
宮本さん構成のこの舞台で、僕は編曲を担当し、帰国後の大きな宿題が、これでした。
たくさんの場面転換や、場面背景の音楽、それに有名曲のアレンジなど、劇の内容に沿いながら、
音楽的には全体に統一感を待たせるというのが僕に与えられた課題でした。


この舞台は、『不思議の国のアリス』をベースにしたものですが、現実から不思議な国へと、
そして再び現実に・・・・という舞台設定は忠実に守られ、全体をフィガロの序曲の音楽が支配しています。

子供向けの舞台ですし、いくつか舞台音楽を経験したものとしては、
音楽に細かい手法や技巧を施しても、逆にその『こだわり』が視覚的な側面や、
演じることに障害を与えることがあることを知っていますので、
「さりげなく、しかし巧妙に」書き進めていったつもりです。

行進するところ、アリスが眠ってしまうところ、音楽的にはハイライトの現実の世界に戻るところ、
そしてフィナーレ、そのどれにも「フィガロ」を使い、デフォルメしたり、隠し味に使ったりしましたが、
そんなところが聴き手の驚きや無意識の統一感や、
あるいは再演時の違った興味の対象になってくれたら嬉しいなと思っています。
つまり一回じゃわからないであろうマジックも作品に込めてみましたということです。(自慢??)

『ところで!』
と大げさな転換をしてみて・・・・


この編曲担当の僕がなぜ稽古に通っているかと言うと、実は舞台にも出る事になりました(笑)
しかも役はスペードの女王に仕える『大臣』(爆笑)
しかしご安心あれ、舞台経験のない僕には台詞は与えられず、すべてピアノで語るのです。
(正確に言うと、与えられた台詞をピアノの音で、まるで話しているように表現するということです。
得意技ですな・・??)

そして、例の即興演奏も披露。2回の舞台でまったく違う即興が行われるわけですね。
(音はそれぞれお客さんからもらうので)

『ですからして!』
と、ここから熱いテンションで・・・・

実は僕の音楽に興味がある人には連日見てもらいたい!!!
・・・・・ということをこっそり思ってみたりなんかして・・(トーンダウン)
凝った音楽のデフォルメはおそらく1回目と2回目では印象が変わり、
1回目は視覚的に楽しみ、2回目はそれらの結びつきも楽しんで発見していただいたり。
そして2回の即興技を堪能していただく!


『・・・・なんて厚かましいことを思わず言ってしまいましたが・・・』


いえいえ2回なんて言いませんが、今回の舞台は音楽を除いても、
本当にそういう多面的な楽しみと趣向が凝らされているなと思うのです。
子供が見て楽しい、だけど大人も楽しい。
音楽会なんかにあまり足を運んだ事のない人でも楽しい、
でも実はツゥーにも楽しめる要素がたくさんある。
そして何より演出の細かいいろいろな内容は、それらを具現化するように意味のないものなどなく、
場面転換の創作の音楽にも、想定以上のファンタジーを加えていただき、僕自身が感動しゃってます。

『というわけで』


おかげさまで現時点で残券わずかという、ありがたい状況にでなっている舞台なのですが、
ぜひとも満席にしてしまいたい衝動と、
メッセージを首を長くして、半ばあきらめて、半ばあきれて
見ている皆様にはぜひぜひ観て欲しいなとお知らせしました。

なんといっても構成と素案の宮本氏のアイデアが光り、
それを脚本につくりあげた清水さんの腕がこの舞台の多面化を生み出しているのですが、
そこへ関わる舞台人の全ての頭脳と感性が結実して、見事な舞台になりそうな予感。
そして、そこへ関わることができた自分の興奮を、皆様にお伝えせずにはいられないという訳です!!

本当に残券が少なくなっていますので、くれぐれもお早めに!!